鉢植えに灯油をこぼしてしまった! 応急処置を試みます。

玄関でストーブの灯油を補給していたところ、手元が狂って鉢植えに灯油をジョロっとこぼしてしまいました…。

 

目次

 

植物に灯油を掛けてしまったらヤバイのか…?

と、恐る恐る知恵袋を覗いてみます。

 

質問①:

“石油ストーブの灯油を玄関先にこぼしてしまい、すぐに洗い流したのですが、次の日庭を見ると花壇の草花が変色していました。灯油が繋かってしまった模様。

このまま枯れてしまうのではと心配しています。何か対策はあるでしょうか?”

回答より抜粋:

“以前、畑に灯油をこぼしたことがあるのですが、その場所は直径50cmくらいが、1年間くらい何も生えませんでした。

また、直接根にたらせば、木も枯れるくらいです。” 

“灯油は雑草処理に使うほど毒性が強いのです。

対処としては、大量の水で流しまくるしかないでしょうが、流れた経路全てが全滅する可能性もあります。

でも、このままですと、確実に枯れてしまうと思います。”

引用元:

https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1123506901

 

質問②:

“知人が畑に大量の灯油をこぼしてしまったんですが、灯油が染みた土で野菜はちゃんと育つものなのでしょうか?  ”

回答より抜粋:

“2ヵ月位は草も生えません。”

“灯油は成木でも枯らします。植物には毒です”

引用元:

https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1037061395

 

質問③:

“植物にガソリンやオイルかけると枯れてしまいますがなぜなんでしょうか?一気に草や花や芝なんかは枯死してしまいますよね

[補足] 草刈機を燃料補給してる時にガソリンやオイルを草花にこぼしたりすると
一発で枯れます。”

回答より抜粋:

“ガソリンは揮発性が高いので草花の芯まで一気に吸収し水分に影響して枯らします。”

“植物にガソリンがかかると、たちまち枯れますよね。”

引用元:

https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1160279676 

 

恐いことばかり書いてある…!

掛かった量は少しだけだったから大丈夫だと思っていましたが、予想以上に深刻な状況かもしれません…。

 

そこで、知識が一切無いながらも応急処置を行いました。

※万が一私と同じ状況に陥った方がいらっしゃったとして、この記事の方法を真似てみようと思ったとしても、自己責任でお願いします。

 

今回灯油が掛かってしまった鉢植えはヘンルーダというミカン科の植物で、ハーブの一種。

灯油は土の部分に掛かりました。量は、コップ半分よりも少ないです。

 

それでは、作業の流れを紹介します。

まず、プラスチックのタライ(100円均一)に鉢ごと入れ、水を掛けてみます。薄っすら灯油の匂いがします。

f:id:kakimototimes:20180110222535j:plain

 

タライに溜まった水はバケツに移します。

f:id:kakimototimes:20180107112825j:plain

 

水面にうっすらと、白く光る灯油が見えます。

f:id:kakimototimes:20180107115407j:plain

 

これを、外に捨てに行きます。灯油と言っても物凄く薄まってるので問題無いと思います。

(コップ半分に満たない灯油が、20L以上の水で薄まっている)

雑草が生えてる所に掛けるのもいいですね。池や水路に流すのは駄目だと思います。

 

この作業を何度か繰り返しました。

しかし、こんな作業で果たして灯油が流れ落ちるのでしょうか。手にちょっと付いた灯油ですら擦っても中々落ちないというのに、ジョウロでちょろちょろ流すだけで除去できるとは思えない…。

そこで別の作戦も試してみます。

 

まず、鉢植えを風呂場へ運びます。 

f:id:kakimototimes:20180107113032j:plain

 

先程と同じようにタライに鉢を入れ、土にシャワーを掛けてみます。

f:id:kakimototimes:20180107113134j:plain

 

先程のバケツ排水で大部分は流れ落ちたらしく、灯油の匂いはしません。

手に付いた灯油を洗う時って、排水口に流れるよなぁ…ということで、排水口に流します。ほぼ水なので大丈夫だと思います。

ただし、鉢から土が流れ出てくるので、排水口に詰まらないよう不織布+三角コーナー等で土をキャッチしながら捨てる必要がありそうです。うっかり流してから気付きましたが。

この作業を暫く続け、もういいだろうと思えるところで終わりにしました。

 

 ストーブのある部屋へ運び、土と根を乾かすために鉢から抜きました。できるだけ鉢に入っていた状態のまま、崩さないようにそっとタライに移します。

f:id:kakimototimes:20180107113216j:plain

タライとの隙間に新聞紙を丸めて詰め、ぐしょぐしょに湿ったら交換します。後はこれを繰り返して様子を見ます。

 

この寒い時期に根を水に浸けてしまったこと、根に付いていた土が幾らか流れてしまったことは、ダメージだったと思います。

 

結果…助かったようです。

約1ヶ月後の様子(2月5日)

 

f:id:kakimototimes:20180205213743j:plain

暖房のある部屋に置いていたら、一部の芽が動き出しました。

全てではないので、完全復活できるかどうかはまだ分かりません。

 

追記:その後、問題なく育っています。